2007年02月17日

ADR(米国預託証券)を使ったインド株投資

インドの会社が、ニューヨーク証券取引所に株式上場して資金調達する方法もありますが、上場基準が厳しく手続きが大変なため、簡単な手続きで上場できる方法として、ADR(American Depository Receipts、米国預託証券)があります。ロンドン証券取引所に上場される預託証券として、GDR(Grobal Depository Receipts)があります。
ADRは、どこで買えるか?
楽天証券で買えます。楽天証券のホームページで「取扱商品」を選択し、取扱商品の項目にある「米国株式」を選択して下さい。続いて「取扱銘柄」を選択し、「ADR取扱銘柄」を選択して下さい。
金融(銀行)業界として、「HDFC BANK」と「ICIC BANK」の2行が上場しています。
ソフトウエア業界として、「Infosys Technologies」、「Wipro」、「Patni Computer」、「Rediff Comindia」、「Satyam Computer」、「Wns Holings」の6会社が上場しています。
通信業界として、「Mahanagar Telephone」、「Videsh Sanchar」、「Sify」の3社が上場しています。
医薬品業界として、「Doctor Reddy’s」
自動車業界として、「Tata motors」が上場しています。楽天証券は、海外委託取引しかなく、取扱銘柄が13銘柄と非常に豊富です。
取引時間は15時から24時でサラリーマンにとって非常に有難いです。指値、成行き注文OK、10株単位、米ドル決済。
ADR取扱証券として、東海東京証券があります。東海東京証券のホームページを開き、真ん中当たりにある「外国株式情報」を選択し、真ん中当たりにある「インドADR」を選択します。「インドの魅力と株式上場」のPDFを開くと、2つの取引きがあることが分かります。
国内店頭取引
証券会社が提示する価格で約定、取引時間は10時30分から15時30分、10株単位、円、米ドルの両決済可能
海外委託取引
指値、成行き注文OK、取引時間は9時から16時、100株単位、円、ドルの両決済可能
取扱銘柄は、「ICIC BANK」、「Infosys Technologies」、「Wipro」、「Satyam Computer」、「Doctor Reddy’s」、「Tata motors」の6銘柄です。
さらにADR取扱証券として、岡三証券があります。岡三証券のホームページを開き、下の方にある商品のご案内にある「株式」を選択し、左側にある「外国株式」を選択し、お取扱い外国株式にある「インドADR」を選択します。2つの取引きがあることが分かります。
国内店頭取引
証券会社が提示する価格で約定、取引時間は13時から13時30分、100株単位、米ドル決済
海外委託取引
指値、成行き注文OK、取引時間は8時から17時、100株単位、米ドル決済
取扱銘柄は、海外委託取引では「HDFC BANK」、「ICIC BANK」、「Infosys Technologies」、「Wipro」、「Patni Computer」、「Satyam Computer」、「Videsh Sanchar」、「Doctor Reddy’s」、「Tata motors」の9銘柄です。国内店頭取引では、「Patni Computer」と「Videsh Sanchar」を除いた7銘柄となります。
他のブログで中国株・インド株を予想しています。人気blogランキングへ
posted by トム at 10:20| Comment(3) | TrackBack(2) | インド株 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月16日

インド株ファンド

インド株は、インドに住んでいないと、個人で買うことが出来ません。海外個人投資家に市場を開いていないのです。近い将来、中国株と同じように買える日が来ると思います。現在、機関投資家の一部がインド株を直接買うことが出来ます。インド株に投資したいと思ったら、インド株ファンドを買うか、ADR(米国預託証券)を買うか、インド株のカバード・ワラントを買うかの3つしかありません。
インド株ファンドについて、説明します。
インド株ファンドは、ファンドの設立地が日本である国内投資信託と、ファンドの設立地がルクセンブルクやケイマン島などの外国である外国投資信託の2つがある。
国内投資信託として以下のものが出回っている。
1.PCAインド・インフラ株式ファンド
インドのインフラ株式に投資、
2つのファンドを組み合わせたファンド・オブ・ファンズ(もう一方のファンドは日本国内債券に投資)、
信託期間は平成18年11月8日から平成28年11月21日までの約10年、
申込み単位は販売会社によって異なる、
申込み手数料は上限3.15%として販売会社毎に異なる、
信託報酬は年1.28835%
解約手数料は基準価格の0.3%

2.PCAインド株オープン
インド株式に投資、
2つのファンドを組み合わせたファンド・オブ・ファンズ(もう一方のファンドは日本国内債券に投資)、
信託期間は原則無期限、
申込み手数料は上限3.675%として販売会社毎に異なる、
信託報酬は年1.28835%
解約手数料は基準価格の0.3%

3.ドイチェ・インド株式ファンド
インド株に投資、
2つのファンドを組み合わせたファンド・オブ・ファンズ(もう一方のファンドは日本国内債券に投資)、
信託期間は原則2014年11月28日
申込み手数料は上限3.15%として販売会社毎に異なる、
信託報酬は年1.3125%
解約手数料は基準価格の0.3%

4.三菱UFJ/ドイチェ・インド株式ファンド
ドイチェ・インド株式ファンドとほぼ同じです。日本国内債券に投資するファンドが違う。ドイチェ・インド株式ファンドは、「ドイチェ・日本債券マザー」と言うファンドで、三菱UFJ/ドイチェ・インド株式ファンドは、「日本短期債券マザーファンド」と言うファンドです。
信託期間は平成16年12月20日から平成26年10月19日
申込み手数料は上限3.15%として販売会社毎に異なる、
信託報酬は年1.3125%
解約手数料は基準価格の0.3%

5.新光ピュア・インド株式ファンド
このファンドは2つのファンドからなるファンド・オブ・ファンズである。インド株に投資するファンドに大きな特徴があり、これの運用会社が、インド有数の財閥であるTATAグループの投資信託会社が運用する投資信託証券である。もう一方のファンドは、新光投信が運用し、日本国内短期債券に投資。
信託期間は2016年8月22日まで。繰上げ償還する可能性あり。
申込み手数料は申込み額1000万円以下で3.15%
信託報酬は年2.0075%
解約手数料は基準価格の0.3%

6.新生・UTIインドファンド
このファンドは2つのファンドからなるファンド・オブ・ファンズである。インド投資会社UTIグループがインド株に投資して運用する点で大きな特徴がある。もう一方のファンドは新生銀行の中核運用会社が運用し、日本国内短期公社債に投資。
信託期間は原則無期限
申込み手数料は上限3.675%として販売会社毎に異なる
信託報酬は年1.197%
解約手数料は基準価格の0.3%

7.野村インド株投資
野村アセットマネジメントがインド株に投資して運用。インド株は96%、現金預金は3%、米国株は1%弱。
信託期限は平成27年7月11日
申込み手数料は上限3.15%として販売会社毎に異なる
信託報酬は年2.1%
解約手数料は基準価格の0.5%

8.BR・インド株ファンド(ブラックロック・インド株ファンド)ブラックロック(香港)リミテッドがインド株に投資して運用。
信託期限は2005年12月13日から2015年12月10日まで
申込み手数料は上限3.15%として販売会社毎に異なる
信託報酬は年2.1%
解約手数料はなし

9.JFインド株アクティブ・オープン
JFアセット・マネジメント・リミテッドがインド株に投資し運用。
信託期限は無期限
申込み手数料は上限3.675%として販売会社毎に異なる
信託報酬は年1.89%
解約手数料は基準価格の0.5%

10.HSBCインドオープン
HSBC HALBISパートナーズ リミテッド(香港)がインド株に投資し運用。
申込み手数料は上限3.15%として販売会社毎に異なる
信託期限は無期限
信託報酬は年2.31%
解約手数料はなし

外国投資信託として以下のものが出回っている。
1.フィデリティ・ワールド・ファンズ・インドフォーカスファンド(米ドル建て)
フィデリティ・インベストメンツ・マネジメント・ルクセンブルク・エス・エーがインド株に投資し運用。
信託期限は無期限
申込み手数料は3.15%
管理報酬は年1.5%の投資運用報酬とその他の費用
解約手数料はなし

2.インド・アドバンテージ・ファンド クラスB
中身はインドフォーカスファンドと同じで、違うのは円建て。
信託期限は無期限
申込み手数料はなし(解約時に徴収)
解約手数料(換金時手数料)は申込み時と解約時の低い方の基準価格に手数料率を掛ける。
手数料率
買付け後1年未満は4%、1年以上2年未満は3.5%、2年以上3年未満は3.0%、3年以上4年未満は2.25%、4年以上5年未満は1.5%、5年以上6年未満は0.75%、6年以上7年未満は0.25%、7年以上はなし。
信託報酬は年1.95%

他のブログで中国株・インド株を予想しています。人気blogランキングへ









posted by トム at 21:20| Comment(0) | TrackBack(1) | インド株 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月11日

ブログタイトルとブログ説明文の文字色、文字サイズを変える方法

ブログタイトルとブログ説明文の文字色、文字サイズを変えて見ました。お蔭様で見易くなりました。
上の方にある「デザイン」を選択し、プルダウンで「デザイン一覧」を選択します。下の方に、「タイトル」「適用」の項目が書かれた一覧表があります。「適用」のところで、「◎」になっている「タイトル」を選択すると、HTMLとCSSで書かれたスタイルシートが表示されます。このスタイルシートの中で、タイトルは、「h1」の部分該当します。当ブログは、「color」を「#0000FF」に、「font-size」を「20px」にしました。変更した結果が以下のスタイルシートです。
h1 {
margin:0px;
padding-top:20px;
font-weight:bolder;
font-size:20px;
}
h1 a{
color:#0000FF;
font-family:Verdana;
text-decoration: none;
font-weight:bolder;
}

ブログ説明文は、「.description」に該当します。当ブログでは、「color」を「#CC0000」に、「font-size」を「15px」にしました。変更した結果が、以下のスタイルシートです。
.description {
color:#CC0000;
font-size:15px;
font-family:Verdana;
font-weight:bold;
line-height:140%;
padding:0px 0px 0px 0px;
}
最後に、「スタイルシート変更」のボタンを押し、「再構築」のボタンを押して下さい。これで完了です。

他のブログで中国株・インド株を予想しています。人気blogランキングへ

posted by トム at 10:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ブログ設定 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月10日

「meta name」にキーワードを入れる方法

検索サイトにて上位に検索されるようにするには、ブログの画面上に表示されないが、検索ロボットが読めるキーワードを埋め込んで置く必要があります。どのブログにも、meta name="keywords" content="     " /が書かれています。
"    "の間にキーワードを埋めるには、コツが入ります。当ブログでは、このようにキーワードを埋め込んでいます。
meta name="keywords" content="インド株、中国株、米国株、上海市場、香港市場、深セン市場 " /
どうやって、キーワードを入れたでしょうか?
「設定」と言うボタンをクリックし、続いて「ブログ設定」のボタンをクリックすると、「ブログキーワード」と言う項目があります。そこに、キーワードを打ち込むと、自動的に入ります。
試して見て下さい。
他のブログで中国株・インド株を予想しています。人気blogランキングへ
posted by トム at 21:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ブログ設定 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

11億人の消費パワー

「インドの衝撃」第2回「11億人の消費パワー」が、2007年1月29日にNHKによって放映されました。
インドでは消費を楽しむ人が増えています。10年で十何倍にも増えると言われています。消費が爆発的に増え、貧困から抜け出しお金を使ってくれる人がそれだけ現れると言うことです。4年前にゴールドマンサックスのルーパ・プルショサーマンさんが、BRICsレポートを発表し、世界に衝撃を与えました。投資マネーの動向を一変させた衝撃的なレポートです。このレポートの内容は、21世紀の予想で、今の先進国が主役となる時代が終わり、ブラジル、ロシア、インド、中国が世界経済の主役になると言うことです。インドは年率6%の経済成長を続けると言うことです。2032年には日本を超え、2050年にはアメリカの3/4を超える世界第3位の経済大国になると言うことです。2050年にはアメリカは36000億ドル、インドは28000億ドル、日本は800億ドルです。このレポートは、非常に楽観的だと言う人がいます。でも、現実にインドは8%の経済成長しているので、レポートは間違いではないと思います。ルーパ・プルショサーマンさんは、アメリカの名門エール大学を卒業して、ゴールドマンサックスで活躍した著名なアナリストで、現在はインド初の大型ショッピングセンタであるビックバザール親会社主任研究として働いています。28才で非常にきれいなインド女性です。ビックバザールの企業戦略を練る重要な人物です。彼女の若さ、才能に驚きを隠せません。
インドでは豊かな消費生活を楽しむ中間層が増えています。首都ニューデリーでは、65%の人が、年収2000ドル以下、日本円で24万円以下で暮らしています。インド人は貧しくとも独自の価値観を持たなければならないとガンジーは訴えました。
ニューデリーから南へ車で一時間行ったところに、ガンジーが目もくらむような巨大なマンションが立ち並びます。ここは、グルガオン地区で、多くの中間層の人々が暮らしています。この中に一人の生活が紹介されました。インドの大学で経営修士学を専攻したマーケティングの専門家です。彼は、3年前にこのマンションを購入しました。10年前に結婚したころは、両親に家に転がりこみ、一家の年収は230万円でした。次々と転職し、出版社にヘッドハンティングされて今の年収は1300万円です。インドで1300万円は驚きです。彼は週末はビックバザールで買い物を楽しみ、余った金でインドに株に投資しています。35%も増えたそうです。先ほどのマンションは、620万円で購入し、今売れば2700万円手に入るそうです。インドでもマンションがこんなに値上がするのかと驚きです。
BIG BAZAAR(ビックバザール)言うスーパは、インド初の全国展開しているスーパマーケットで、全国に31店舗あります。今までの小売店に比べて、清潔で品質の良いものを提供することによって、中間層の消費者の心を掴もうとしています。
1995年は、貧困層80%、中間層20%、裕福層0.05%の割合だったのが、2005年は、貧困層65%、中間層34%、裕福層1%となって、中間層が拡大しています。中間層は、年収24万円以下の人を指しています。2005年には3億7千万人の中間層の人がいると言うことになります。
インドの家電の普及率は、インド国立応用研究所によると、冷蔵庫は、1995年で8.6%、2005年で16.1%と倍に普及しています。テレビは、1995年で7.2%、2005年で21.3%と3倍に普及しています。昭和20年代の日本を見ているような感じです。最高気温が40℃を超えるインドでは、エアコンの普及率は、2%です。
インドの家電業界をリードするのは、韓国勢です。この中でLG電子は、90年代から多額の投資を行ってきました。日本家電業界は、バブル後は、縮小傾向にあり、大きく出遅れました。バブルを作った銀行は非常にけしからんと思っています。日本の産業界に大きな打撃を与え、未だに立ち直らない状態です。
エアコンの販売台数別のシェア争いを見てみると、インド家電専門誌調べによると、トップは韓国のLGで33.3%、2位は韓国のサムスン13.3%、3位はインドのボルダスで12%、4位はインドのビデオコンで8.7%、5位は日立で6.7%、その他が26%です。韓国勢強し。
ムンバイでは、人口の55%、650万人がスラムに住んでいます。多くの人は、農村の貧困から逃れて来た人で、社会の最低限から浮上できずにいる人です。ビックバザールは、中間層を相手に商売をしていましたが、ムンバイで新に建設する店舗は、貧困層を相手にしています。スラムの横に店舗を構えようとしています。貧困層を相手とした消費拡大です。貧困層は一人一人が使うお金が少ないが人口が多いです。これで十分商売が成り立つと見ています。
貧困から抜け出すのが容易ではなかったインド。人々の意識は確実に変わりつつあります。人々がテレビを通じて豊かな生活にあこがれるようになったからです。

他のブログで中国株・インド株を予想しています。人気blogランキングへ
posted by トム at 12:23| Comment(0) | TrackBack(1) | インド事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月06日

インドの頭脳パワー(2)

インド人がとにかく算数が得意です。日本の小学校では、9×9までしか習わないけど、インドの小学校では、19×19まで習います。インドの小学校では算数の授業が毎日必ずあります。それだけ徹底しています。NHKのテレビを見ていたら、
33×333=1089
333×333=110889
3333×3333=11108889
と言うように、一定の法則があることを子供達に説明しています。要するに、33×33=1089を覚え、後は1と8を追加するだけで、大きな桁数まで計算できることを教えています。
私もやっとこの年になって初めて覚えました。インドの教育は恐るべし。
トーマス・フリードマンと言うジャーナリストが、インフォシス社長ナンダン・ニレカニに会ったことによって、「フラット化する世界」と言う本を書いています。インターネットによって、地球規模の一つのネットワークが出来た。どこの国でも同じようなインフラ、テクノロジーを持ったことで世界がフラット化したことを説明しています。後、違うのは、頭脳である。地球規模のネットワークがインドに繋がったため、インドの頭脳パワーが世界規模で活用されるようになった。結果、インドの頭脳パワーが爆発した。このため、アメリカでは、仕事を失ったIT技術者が増えています。
優秀な科学者、エンジニアを生み出すには、時間がかかります。インドに追いつくには、時間がかかるため、教育改革を直ちに起こさなければなりません。これは、こっそりしのびよる本物の危機(Crisis)です。インドの人達は君達の仕事をおなかをすかせて狙っていることを子供達に教えなければなりません。
インドは残念ながら、日本のように、識字率は高くありません。65%です。自分の名前すら書けない人がいます。学校へ通えない子供達もいます。
インド文部省年次報告書によると、インドの年齢別の進学率は、日本ほど高くありません。
11〜14才:61%、14〜18才:39%、18〜24才:7%です。大学進学率は、日本の1/7です。インドは、2015年までに大学進学率を倍にする計画を立てています。
最後にインドの人口の半分が25才以下の若者です。その数は、5億4千万人です。この若者が日本に来れば、小子化問題は一気に解決できます。それにしても、若い国ですね。
中国は一人っ子政策を取っていますので、将来急激に人口が減るでしょう。

他のブログで中国株・インド株を予想しています。人気blogランキングへ
posted by トム at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | インド事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月05日

インドの頭脳パワー(1)

1月28日にNHKが「インドの衝撃」第1回「わき上がる頭脳パワー」を放映しました。インド人の数学、物理、化学の勉強ぶりには、大変脅威を覚え、興奮しました。私自身も数学、物理に大変興味を持っており、得意科目でもあります。この数学、物理を徹底的にインド人が勉強するのだから、よけい脅威を感じました。インド人の頭脳パワーが世界をリードし、他の国を圧倒しようとしています。
アメリカの宇宙局NASAには、技術者10人に1人の割合いでインド人がいます。インドは世界で最もソフトエンジニアが多い国で、160万人います。ネルー初代首相が建国以来進めた頭脳立国戦略がようやく実を結び、世界を圧倒しようとしています。
インドには、11億人の人々が暮らしており、21世紀で最も成長する国とも言われています。
インドの2005年のGDPは、7885億ドルで、今後20年間で3倍以上になります。25年後には日本を越える経済大国となり、40年後にはアメリカに迫ると言われています。インドの好景気を支えているのは、IT産業であり、インドの南にあるバンガロールに国内で最も多くの技術者が集結しています。バンガロールはインドのシリコンバレーとも言われています。
DELL,YAHOO,Microsoft,Synergy,Intelと言った100を超える欧米の大手企業が、優秀な人材を求めてバンガロールに研究の拠点を作っています。Intelは、7年前に進出し、3000人の技術者を抱かえています。もはや、インドなしでは、新しい研究開発が成り立たなくなっています。
バンガロール郊外に95万m2の敷地面積を持つインド最大のIT産業インフォシス・テクノロジーズがあります。およそ7万人の従業員を抱かえ、このうちの94%がIT技術者で、従業員の平均年齢が27歳と非常に若い会社です。世界39箇所に拠点を拡げ、この1年間の売上げがなんと3600億円もあります。
インドでは毎年40万人の理工系大学卒業者が出ます。この中で、競争率60倍でインドで最も入学試験が難しいと言われているIIT(インド工科大学)を紹介します。
IITは、ムンバイ、ニューデリー、カラグプル、ボンベイなど9箇所にキャンパスを持ち、2万6千人の学生がいます。授業は学生に考えさせることに重点を置き、答えに辿りつくまでの試行錯誤を重視しています。期末試験は、一つ一つの問題に時間を掛けて解きます。例えば1科目10問を3時間掛けて解きます。学生は外部から遮断され、全員が寮で生活します。部屋にはベッドと机しかなく、学生は毎日だされる膨大な課題を消化するのに追われています。図書館は夜中の1時まで開いています。一人当たりの年間の授業料は寮費併せて7万5千円で、他の理工系大学の1/6です。国が75億円の予算を投入しているため、安い授業料で授業を受けることができるのです。将来のインドを支えるエリートを育成するために、これだけの予算を投入しているのです。日本でこのような大学があるといいのですが、勉強に釘付けになる大学に入る若者がいるでしょうか?
IITは1951年に設立されました。インドの独立後の4年目のことです。最初のキャンパスは、英国の植民地時代にインドの知識人を政治犯として収容していた刑務所があるカラグプルに設立されました。校舎は刑務所です。
ネルー初代首相は、インドの産業基盤を一から作りあげるためには、技術系エリートの養成が急務だと考え、IITをカラグプルの刑務所に設立したのです。
昔のIITの卒業生は、海外へ進出していましたが、インドが経済成長したため、インドへ戻り始めています。新に卒業する学生は、インド国内の会社へ就職したり、自分でビジネスを起こす人が増えています。

他のブログで中国株・インド株を予想しています。人気blogランキングへ
posted by トム at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | インド事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月04日

政治大国インド

2007年1月30日にNHKで「インドの衝撃」第3回「台頭する政治大国」が放映されました。これを見て、政治面、外交面でインドの置かれている状況がよく把握できました。
インドの政治面、外交面をこれから紹介したいと思います。
2006年3月にブッシュ大統領がインドへ訪れ、米印核協力協定を結びました。これは、驚くべきことです。いかなる国も核保有を認めないと言っていたアメリカがインドの核保有を認めた瞬間です。イラン、北朝鮮の核保有はアメリカは認めておらず、制裁を加えているのに対し、インドを大国として認めた瞬間でもあります。つまり、アメリカは、インドの核保有を認めるとともに大国として認めたと言うことです。
事の始まりは、アメリカは核を保有しているにも関わらず、他国の核の保有を認めないと言うアメリカの矛盾した言い分に対するインドの反発から来ています。アメリカに反発するために、インドは、1998年5月にインドのポカラン実験場で核実験を行いました。これに対して、アメリカはインドに対して経済制裁を加えました。ここで、インドは動きました。アメリカと話をしたいと。何回か会議を持ちましたが、話し合いは平行線のままです。250万人の在米インド人が動きました。彼らの1割が年収100万ドル以上稼ぎます。豊富な資金を利用して在米インド人が米国議員に働きかけました。中国は核を保有している。パキスタンとの関係を考えなければならない。インドは10億人の国民を守るために核と言う安全保障が必要であると言うことです。この説明に対して、米国議員が納得しました。インドの外交はしたたかですね。日本はこのように行かないような気がします。
台頭する中国に対抗するために、米国はインドに接近すべきであると言う声が高まり、2000年3月にクリントン大統領がインドに訪問しました。アメリカの大統領がインドに訪れたのは、22年ぶりの出来事です。
インドは、インフラが十分に整備されておらず、都市部で1日に5時間の停電が発生することが日常茶飯事です。インドの発電量は、1990年では総発電量2890億kw/hのうち、1870億kw/hが火力発電でまかなっており、2004年では総発電量6800億kw/hのうち、4900億kw/hが火力発電でまかなっております。原子力発電は170億kw/hしかありません。核燃料が不足しているため、原子力発電量が増えない。よって、米印核協力協定を米国と結ぶことによって、インドは核燃料を確保するとともに、新たな原子力発電施設を作ると言うことです。今、インドには14ヶ所に民生用原子力発電所があります。米国の技術力を使って、優れた原子力発電所を建設する。インドの原発市場は、7兆円とも言われ、米国の原子力産業界は、利益の出るビジネスと見て、盛んに動いています。
CTBT(包括的核実験禁止条約)に、米国とインドは参加しておりません。条約に参加しない代わり、インドは核実験を停止すると宣言しています。
インドの歴史を簡単に説明します。
インドは英国の植民地でした。インドは独立をするために、英国の暴力に対し、非暴力で対抗しました。これを実行したのは、インドの礎を築いたマハトマ・ガンジーです。彼は、1948年1月30日に暗殺されました。彼は、貧困な生活をしながら、インドの独立に全力を尽くしました。インドの旗の中央部に、チャルカ(糸車)が描かれています。綿織物道具に使われるものです。インドは綿の栽培が非常に盛んです。綿から衣服が作られます。ガンジーは自らチャルカを回してインド人の自立を促していました。インドは農業の国です。インドが独立して上手くいくためには、農業の発達を促し、農民が豊かになることです。残念ながら、上手くいかず、貧困な状態でした。今でも、貧しく、政治問題となっています。
独立後、ネルーが初代首相となりました。彼の考えよって、インドは非同盟、すなわちインドはいかなる国とも同盟を結ばず、自主防衛を貫きました。
1959年から1962年に中印国境戦争、1964年4月に中国核実験、1974年5月にインド核実験を行いました。つまり、中国が核を持ったため、自主防衛を貫くために、インドも核を持ったと言う事です。
独立後、インドは、車、コーラ等を自前でまかなう極端な国内産業保護政策によって、技術、経済が停滞しました。行き詰ったインドは、1991年7月から経済改革を開始し、外資の導入を開始しました。この結果、インド経済は急速に発展し、成長軌道に乗りました。経済成長に乗ったため、中国との貿易を拡大するために、2006年11月に中印首脳会議を行いました。中国の胡錦濤国家主席が10年ぶりにインドを訪問しました。パキスタンとの対話を行っています。
インドの有権者の6割が、農村層のため、選挙は彼らの支持が無ければ勝てません。州によって、テレビを無償配布したり、ガスコンロを無償配布したり、女性のスカーフ(サリー)を無償配布したりして、ある政党は人気取り政策を実施しています。これらのものより、インドにとって必要なものは、道路、電気、水道、用水路、病院、教育です。つまり、インフラが整備されておらず、国民が困っています。ほとんどの村は、小学校しかなく、ほとんどの農民が、小学校しか出ていません。昭和10年ぐらいの日本と同じです。
インドでは、農村の自殺者が増えています。借金して農業したが、上手く行かず返済に困って自殺しています。1日1ドル以下で暮らす人が、3億人います。インドの1人当たりのGDPは、600ドルぐらいで非常に低いです。
綿花は、3000ルピー/100kgで取引きされていましたが、外国から安い綿花が入るようになってからは、2025ルピー/100kgで取引きされています。この結果、農村が益々貧しくなっています。少し高額であるが、収穫量が増える遺伝子組換えの種を購入したが、上手く行きません。この種はアメリカの農家向けで、インドのように干ばつがあるところでは、上手く育ちません。種には栽培方法のマニュアルが付いていますが、農民は、小学校しか出ていないため、何が書いてあるかさっぱり分からない状態です。インドは灌漑設備が整っていないため、干ばつがひどくなると、農業が上手く行きません。

他のブログで中国株・インド株を予想しています。人気blogランキングへ
posted by トム at 22:32| Comment(0) | TrackBack(0) | インド事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。